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in iOS - 16 12月, 2014
by fugetu - no comments
iOS 新言語 Swift を触ってみた(4) タプル編

どうも、fugetuです。

今回はタプルについて紹介します。


■タプルとは

タプル(=Tuple)とは数学で複数の構成要素からなる組を総称する概念らしく、
Swiftでは構造体のように「複数のオブジェクトをまとめる」ためのものです。 


■タプルの宣言、取得、代入

タプルは以下のようにオブジェクトを括弧()でまとめて宣言します。

var device = ("iPhone","iPad") // 文字列 "iPhone","iPad" を持つタプル宣言

取得には以下のようにピリオドのあとに数値を指定します。

var device = ("iPhone","iPad") // 文字列 "iPhone","iPad" を持つタプル宣言
println(device.0)              // "iPhone"
println(device.1)              // "iPad"

また以下のようにタプル型で宣言した変数を代入することでできます。

var device = ("iPhone","iPad") // 文字列 "iPhone","iPad" を持つタプル宣言
var (phone,tablet) = device    // 変数 phone, tabletに代入
println(phone)                 // "iPhone"
println(tablet)                // "iPad"

タプル型で値を取得する際に先ほどは数値で取り出していましたが、
要素にまた別の変数名をつけることができます。

var staff = (First:"Yamada", Last:"Tarou", Age:20) // 文字列 First:"Yamada", Last:"Tarou", 数値Age:20 を持つタプル宣言
println(staff.First)     // "Yamada"
println(staff.Last)      // "Tarou"
println(staff.Age)       // 20

とタプルの紹介は以上になります。
要素に変数名を持たせることで変数が扱いやすくなり、Javaのenumみたいな定数の宣言などに使いやすそうです。

このタプル型は関数の引数や戻り値に使用することもできます。

次回は今回できなかった、関数とクラスについて紹介したいと思います。
では、また